ヘルペス

単純ヘルペス

口唇ヘルペス単純ヘルペスは、感染力が強い単純ヘルペスウイルスが原因によって起こる感染症です。タオルや手・食器などから感染が広がるのが特徴です。単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると、その後ずっと神経に潜伏しています。免疫が下がった風邪や体調不良・過労・ストレス・強い紫外線に浴びた状態などのときに、ウイルスが増殖して再発します。故に、単純ヘルペスウイルス感染は根治できないため、抗ウイルス薬でウイルスの増殖を抑制していきます。唇の周りのチクチクとした違和感に気付いたら、なるべく早めに受診して、薬を使い始めることで症状悪化を防ぐことができます。軽度の場合は、抗ウイルス薬外用を、中程度以上の場合は、抗ウイルス薬を内服していきます。これまでは、発症してから医療機関を受診して、処方された薬を5日間服用するのが一般的でしたが、近年では新しい治療法が適応となり、発症後に医療機関を受診できない方などに有効となりました。あらかじめ受診しておき、薬剤をお渡ししておいて、症状が出現した段階で患者さんご自身で短期服用して頂く治療方法となります。当院でも、積極的にこの治療方法を取り入れております。気になる点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

ヘルペスの症状

口唇ヘルペス

最も一般的で多いタイプが口唇ヘルペスです。感染すると、唇全体に5~7mmの水ぶくれが生じます。再発した場合は、1~3mmの水ぶくれが現れます。その後、ただれてかさぶたとなって治ります。治癒するまでに約1週間ほどかかります。

ヘルペス性口内炎

感染すると、口腔内や舌に口内炎や水ぶくれが多発します。発熱・食欲不振が伴います。

顔面ヘルペス

唇以外の顔面に帯状の皮膚症状が現れます。アトピー性皮膚炎がある方に発症しやすいとされます。

性器ヘルペス

初感染時は、感染して4~7日が経った頃に陰部に水ぶくれが多発します。排尿痛・痛みによる歩行障害・リンパ節の腫れ・発熱・倦怠感が伴います。再発時は、水ぶくれはほとんどなく、1週間程度で治ります。

ヘルペス性ひょうそ

唾液によって感染します。特に、医療従事者に感染者が多いとされています。

カポジ水痘様発疹症

熱傷やアトピー性皮膚炎など皮膚症状がある部分に、ウイルス感染して拡大した状態です。乳幼児が感染すると、ウイルスが全身をめぐって肝炎を引き起こすことがあります。

疱疹後多形紅斑

単純疱疹を発症してから1~2週間後に身体や四肢に発赤が現れます。

ヘルペスの検査

検査は、基本的に不要です。診断が難しい場合は、水ぶくれを含んだ皮膚を採取し、病理検査(顕微鏡検査)や採血検査を行います。

ヘルペスの治療

飲み薬

  • 抗ウイルス薬(ファムビル®・バルトレックス®など)
  • 強い症状がある場合は、細菌感染を合併している可能性があります。抗生物質(ファロム®・ケフレックス®など)内服を併用していきます。
  • 抗ウイルス薬(ファムビル®・バルトレックス®など)

塗り薬

塗り薬細菌感染が合併している場合は、抗生物質の外用薬(アクアチム軟膏®・ゲンタシン軟膏®など)を併用していきます。

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