肥満症・メタボリックシンドローム

肥満症について

メタボ肥満症とは、肥満が原因で脂質異常症や糖尿病・高血圧・痛風などさまざまな健康障害が生じる状態を肥満症と言います。肥満は体内脂肪が過剰に蓄積している状態で、以上のような生活習慣病の要因となってしまいます。

メタボリックシンドロームについて

肥満による内臓脂肪が蓄積し、それが基盤となって動脈硬化の危険因子が集積した状態をメタボリックシンドロームといいます。肥満(内臓脂肪型肥満)・高血圧・耐糖能異常・脂質代謝異常などが動脈硬化の危険因子となり、それぞれが軽度であっても数が増えることで加速度的に動脈硬化性疾患を引き起こす確立が高まります。
メタボリックシンドロームは、ウエスト周囲長・空腹時血糖値・血圧値・中性脂肪・HDLコレステロールなど、内臓脂肪型肥満の指標となる脂質値によって診断されます。診断の目的は、内臓脂肪を減量して動脈硬化を予防することにあります。そのためにも、これまでの生活習慣の改善は不可欠です。

肥満の指標:BMI

BMIという肥満の指標となる比率を用いて肥満の判定を行います。以下のように、身長に対して体重の比率は体脂肪量と相関します。

BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
 
BMI25以上 肥満
BMI18.5未満 低体重
18.5≦BMI<25 普通体重

標準体重

標準体重は、BMI22を基準に算出されます。BMI値22が疾病合併率が一番少ないとされています。
(例)身長160cmの標準体重は、1.6×1.6×22=56.3Kg
となります。

標準体重(Kg)=身長(m)÷身長(m)×22

メタボリックシンドロームの診断基準

腹部肥満として、ウエスト周囲長が男性なら≧85cm、女性ならば≧90cmを必須条件で、加えて血圧高値・血糖高値・脂質異常症の3つのうち、2つ以上該当していることが条件となってメタボリックシンドロームと診断されます。

腹部肥満の必須条件

  • ウエスト周囲長が男性≧85、女性≧90

以下のうち2項目を満たす

  • 血圧収縮期血圧≧130mmHgかつ/または拡張期血圧≧85mmHg
  • 空腹時血統が110mg/dl以上
  • 脂質がトリグリセライド150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール<40mg/dl

※高血圧・脂質異常症・糖尿病の治療を受けている場合は、それぞれの項目に含めます。

肥満症の治療

食事療法

健康的な食事摂取エネルギー1,800~1200Kcal/日というように、必要栄養素をしっかりと確保しながら総エネルギー量を抑えます。栄養素の配分は、タンパク質多め・脂肪分少なめを心がけます。そのほか、ビタミンやミネラルを必要量確保し、以下の用量に気を付けます。

  • 脂肪分20~25%
  • タンパク質15~20%
  • 炭水化物60%
  • 塩分10g/日以下
  • 食物繊維25g/日以上

運動療法

運動には、太りにくい代謝状態にする効果があります。基礎代謝の増加及びHDLコレステロールの増加・インスリン感受性の向上・脂肪合成酵素の抑制などに有効です。
そのためにも、以下の点を心がけることをお勧めしています。

  • 有酸素運動を生活習慣に定着させる。
  • 有酸素運動で効率的に体脂肪を減らす。
  • ややきつい運動を10~30分/日、3日以上/週

行動療法

日常生活における食事行動のうち、以下のような肥満に結びつく行動を修正し、習慣化していきます。

  • 早食い
  • 大食い
  • まとめ食い
  • つられ食い
  • ながら食い など

メタボリックシンドロームの予防と改善のために

メタボリックシンドロームの方は、食生活の乱れを整えて、アルコール摂取を制限しましょう。メタボリックシンドロームは、通常の肥満と異なり、動脈硬化が進みやすいのが特徴です。体重を減らすことを心がけ、喫煙している人は禁煙を行います。外食が多い人は、野菜をなるべく多く摂るようにしたり、自炊を頑張ったりと、ご自身でできる工夫を取り組みます。
健康診断などで、高血圧を指摘された方や、BMIが30を超えている方、腹囲が男性が85cm、女性が90cmを超えている方は、メタボリックシンドロームが疑われます。さらに、血液検査の結果を合わせて診断していきます。
日常生活における予防と改善のためにも、まずはご自身のことを知ることが大切です。ご自宅で定期的に体重を計測したり、血圧を図ったりして、ご自身の健康状態を把握しましょう。当院では、患者様一人ひとりに合わせて、日常における対応策を提案しております。実際に生活の中で取り組みながら、継続するのが困難であれば、その都度一緒に考えながら治療や予防・改善を行っていきます。1人で取り組むよりも、ご家族など周囲の人や医師に相談しながら、無理のない予防・改善を図ることがお勧めです。

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